手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

含み損増大 ご都合主義の期待売買に改名

含み損は増大し、確定益まで含めてトータルでマイ転。

恐怖指数も下落。コールのベガが大きいベガプラスの状態なのでIVが下落すれば損失につながる。勿論デルタもプラスなので相場が下がりIV減少というセオリー経験則無視の展開になるとダブルパンチになる。

それはいいとして、プットを売り直したのは正解だったのか否か、及びヘッジ玉を同値撤退したのはよかったのか否かということについて検証。

結論から言えば結果論になってしまうため意味がないと言えば意味がない検証かもしれない。

いずれにしろ、あのまま相場が一気に上昇した場合を考えるとそれでよかったわけだし、下落し続けるとすればそれはそれで当初予定通りのデルタヘッジで対応するか損切りしていくかの話である。

そもそも上昇過程で売りを入れたのはいわばうねり取り、あるいはつなぎ売りとも言うべき玉になる。これをオプションではデルタヘッジなどと言う場合もあるだろう。

通常のつなぎ売りであれば現物を保有し、上昇したところで信用売りを随時いれていくわけだ。現物は期限がないのでずっと保有できるし、信用売りも昔であっても半年は持てるし、今なら期限もないからずっともてる。という事はいずれ下がった時に売り玉を決済していけばいいが、オプションの場合はそうはいかない。

ツナギ売りとかうねり取りなどは言わば含み益を確定させたい、取逃さないという意味あいであり、ただ買って上昇益を享受するだけでなく利益を増大させるということになるだろう。

そこで、翻って自分が建てた上昇過程における売り玉を見るとそれはまさに売ったところから相場が下がって初めて利益になる玉である。

もっとも、ポジション全体で見ればデルタプラスなので全体の玉に対するデルタヘッジと見ることもできるが、それは後付けのご都合主義の解釈に過ぎない。

とは言え、結局下がったところで買い戻して利益にするという当初の目的は果たしていないということになるものの、詰まる所それも相場が下がるという何の根拠もない考えに基づく期待だけの話である。

今やっているこのポジションはそのような期待売買をやらないためであるから、例えやるにしても逆にいけば即損切りであろう。

むしろ同値撤退するよりもその前に損切りしたほうがまだマシだった。勿論損失は出ているものの、下がったら利益になるという目論見のもとに売り玉を建て、下がり始めたら同値撤退とはこれいかに。

また、プット売りに対するデルタヘッジのためのミニ追加売りについても同様やったことはいいとして、相場が上昇しデルタが減少したら損切りするのがセオリーであり、損切りしなかったのももしかしたら下がるかもという期待に過ぎない。結果相場はあれよあれよと上昇するという。

プットは相場が上昇していくと減価の割合が減少していくので内側に売り直して少しでもプレミアムを取りに行くというのはありな話であるが、少々タイミングが早かったかもしれない。結局デルタヘッジの追加売りの玉がしこっている為にそれを活かしたい、いやその損失を穴埋めしたいというこれまた期待がそうさせているだけなのかもしれない。

いわばご都合主義の期待売買なのである。

これから、このブログをご都合主義の期待売買に改めよう。