手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

ミニ決済 ±ゼロ 恐怖指数下落 

恐怖指数が下落している。

相場が持ち直しているからだろう。昨夜売ったプットのIVは売った時より約1ポイント程度減少。

コールの買いに対するヘッジ玉を同値で決済。

プット売りに対するヘッジ玉はまだ含み損のまま保有し、とりあえず新たな売り玉に対するヘッジ玉のようになっている。

いずれにしてもオプション買いに対するヘッジ玉というのは実は変なことをしているのである。

通常デルタヘッジで利益がでると言われる場合にはオプション買いに対してミニを使うバージョンである。

そしてコールを買った場合は相場が上昇すればするほどミニ売りを追加していくことになり、この場合は相場が下がらなければ利益にならない。なぜならミニ売りを決済して利益にしていくからである。

従って相場が上昇すればするほどコール買いでは利益が増大していくのにそれを削っていくのがデルタヘッジという、まさに本末転倒なことをしているのである。

本来、デルタヘッジ戦略は原資産に対してオプションをデルタ同数であてるものである。まずこれが本来の形である。コール買いで利益をあげようとする場合にデルタヘッジをするのは相場が下がった時のヘッジ目的、あるいは上昇益を確保したい目的などがあるが、デルタヘッジ戦略はそもそもIVの上下をとるものである。

となると最初からコールの上昇益を得ようという目的でデルタヘッジをしていくというのは変な話で、勿論IVが上昇していけばデルタヘッジをしていても利益はでるし、下落しても利益はでるかもしれないが、コール単騎買いに比べればその上昇益が大きく削られてしまうのは間違いない。

 

ということでまたデルタが大きくプラスになってしまった。