手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

総括

ちょっと早いが3年の総括をしよう。随時加筆。

22.86% 8  ~4.7 12 34.29%
17.14% 6 4.7超~9.4 9 25.71%
0.00% 0 9.4超~14.1 0 0.00%
0.00% 0  14.1超 0 0.00%
40.00% 14 35 21 60.00%

限月毎の騰落率ボラ 16.31% 統計上のボラ約21%なのでこの時点で戦略上オプ買いのみでは利益はでない。※コロナショック時を含めると丁度統計上のボラになるので、このような荒れた年を除外したデータを用いるべきなのだろう。

2023年 9.29

2022年 16.94

2021年 16.29

2020年 28.19

コール買いの先物売りのデルタヘッジでトントン。

リスクリバーサルや或いはカバードプット、ブルシンセなどで利益がでていた。

手抜き戦略はブルシンセ系になるので一応利益はでているが、それをベースとして裁量が加わると損失となってしまうのは下手なだけということになる。

一つは証拠金の増大を防ぐために外のプットを買うのでコストが余計にかかるという点。もう一つはコール買いを終盤まで持てないという点。

どうしてもある程度の利がのると外を売って蓋をしたり、あるいは利確してしまったりして大きな利益を取り逃がしてしまう。

昨年途中からベースになるポジションを変更して多少は改善したが、このポジションだとどちらかにある程度動いてくれないと利益にはなりにくい。限月間ボラが今年に入って1桁台だともはやいかんともしがたい。

6月SQ日の終値が32265で現在31857。

素直にショートしとけばいいという話で終わってしまいそうだが、そう単純に事は進まない。

 

結論を言えば、相場は読めないから読まない前提で取引をしたからと言って利益がだせるものではない。当たり前。

この戦略は相場動向に左右される戦略でしかなく、それをポジション調整などの個人の裁量スキルで補わざるを得ず、結局個人の力量による。

デルタヘッジするにしても、IVをある程度読むわけだし、リスクリバーサルだって同じことである。

価格自体を読めないにしてもその相場がどのようなものであるかはある程度想定し、それを当てる必要がある。

サヤを取るにしてもそれが統計上の優位性があるにせよ、統計上そうなるだろうという予測だろう。

確かに一発退場するようなことにはなりにくいかもしれないが、それは別にこの戦略だからということでもない。

ボラが高い時もあれば低い時もあり、それが統計上21%程度になるとして、21%を前提に取引をして儲かる年もあれば損失になる年もある。ただそれだけであり、結局それは相場を予測して取引していることになる。

今年は21%より低くなると想定すれば売りに傾き、当たれば利益。外れれば損。

21%より高いと想定すれば買いになり、当たれば利益。外れれば損。

それが分からないからリスクリバーサルなどのIVのサヤを取る戦略となる。この場合はサヤ以上の利益はでないし、サヤが逆になれば損失となる。

 

これから先利益の出るターンになるかもしれないが、問題は利益の出ないターンになることをある程度想定したポジにしていたくせに、それをうまく活用できなかったという点だろうか。