実はその昔、オプション取引はギャンブルと同列に扱われていたらしいが、一般的にオプション取引は立派な投資と言われている。
しかし、プットの売りで破産とか大損したという話は定期的にでてくる。
なぜ、プットの売りは大損するかと言えばそれはプットの価格が法外な価格で取引されるぼったくり価格になってしまうからに他ならない。
相場が一たび暴落すれば誰も今までの値段でプットを売ろうとはしない。
買い戻したくても買い戻せなくなるわけだ。
もし暴落していなければもっと安い価格で買えるのにたまたま暴落しただけで一気に価格が10倍にも20倍にもなる。
変な話である。先月まで同じようにATMから3000円離れていたオプションは30円だったのに、今日はなぜか300円という具合である。
普段は通常価格で売買をしているのに、買戻しさせられるときだけ10倍も20倍も高い価格を支払わされているとしたら、それはなかなか利益が出づらいというものである。
そして高値で買い戻させられたあげく、暴落は一過性のもので終わりインしない、なんてこともよくある話である。
かといって、暴落は一過性のものだと高をくくって高くなったIVを売ったら、さらに暴落なんてこともこれまたザラにある。
まったく相場と言うものはよくできていやがる。