手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

プットコールパリティのエスケープとは?売り玉がディープインした場合

プット売りをデルタヘッジしていてもインした場合、結構問題がある。

インザマネーになると流動性が低くなっていくから返済したくてもできない場合もある。

一体いくらが適正価格か分からない場合もある。

これは勿論コールにも言える。

少なくとも損益をとりあえず確定しておきたい場合に使える方法がプットコールパリティエスケープという方法だそうだ。

clnx.jp

プット売りがインザマネーして返済したくてもできない場合は

同権利行使価格のコール買い+先物売り(同デルタ)

この状態ではプット売りでは大きく含み損を抱えているが、この損失で固定するという意味である。

要するに売りを返済したくてもできず、このまま相場が下がればさらに損失が増えていくのを防ぐという目的である。

では仮に相場が上昇するとどうなるか、追加の先物売りでは損失が積みあがっていくが、その分プット売りの含み損は減少する。

買いのコールはおそらく少々の上げでは反応しない屑コールだろうが、一気に上昇すれば反応するだろう。

いずれにしろ儲けようとする目的ではなく損失を増やさないという役割である。

なるほど、オプションは奥が深い。

深すぎて到底全貌をつかめそうにない。