手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

 プロテクティブコール失敗例 含み損の内訳からデルタヘッジ神話を壊す

ナイトに入ってさらにIVは下落。

マーケットスピードの表示ではコールのIVがついに13ポイント台になっている。

先日建てたプロテクティブコールの損失の内訳は

ミニ -15000円前後

コール -13000円前後

コールは建てた時のIVが15.6程度だったものが現在13.9程度となっている。残存日数を明日で換算しても14.3程度なので少なくとも1.3ポイント程度は下落していることになる。

デルタは当初0.1で現在もほぼ同じである。従って本来15円(15000円)程度値上がりしていてもいいわけだが、ベガが当初12、今は11程度なのでIVの下落により14000円ほど減価しほぼ値上がり分を相殺されてしまう。

加えてセータが1日4円減価するので事実上4日分のセータで15000円前後は減価する。

ということでブラックショールズってすんごいですねとなるのである。

デルタは今でもほぼフラットというのがミソである。

そもそもデルタが動かなければデルタヘッジのしようがない。

コール買いのミニ売りのデルタヘッジなので要するに相場が上がらなければデルタヘッジしたくてもできない。

相場が上がれば上がるほどデルタヘッジのためにミニを追加売りしていくことになるが、よくよく考えると相場がどんどん上がっていくとコールがどんどん値上がりしていく。ミニの追加売りでは損失が積み上がり、逆にコールの値上がり益を相殺してしまうことに。。。

ということでこの場合のデルタヘッジは相場が上下動を繰り返した方がいいと言われるのであるが、そうなると相場の上下をあてないまでも今後相場が上下動をするということを当てなければならないことになる。。。