本日の日経は上。恐怖指数も大きく下落。
とは言え、今のところこれまでのような爆戻しではないようだ。
ふと、ガンマトレードってナンだ?と思い検索してみる。
勿論ガンマもデルタも分かっているつもりだが、なぜわざわざガンマトレードなどと言うのか?
結論から言うとデルタを取りにいくというのは要するに相場の上下を当てにいくと同義であり、ガンマトレードは相場がどっちにいっても儲けようとするものである。
が、要するにこれってデルタヘッジなのでは?という素朴な疑問が出発点と言っていいかもしれない。
上の2つの記事を見るとやはりやっていることはデルタヘッジのようである。不思議なのは両記事ともIVについてはほとんど触れられていない点である。
わざわざガンマをトレードするというからにはもっと本質的なものがあるはずである。
そこで改めてガンマとは何か。
なるほど視覚的に分かりやすい。確かにATMではデルタは0.5程度にしかならない。しかしガンマは最大値になる。
わざわざガンマをトレードするということはこれらガンマの特性を生かすということなのだと思う。
そもそも上記2記事のガンマトレードはガンマをロングする場合の一方法であり、ガンマを売る場合もある。ガンマを売るとはオプションを売っているわけで、この場合にデルタヘッジをする場合は相場が上下動を繰り返すと旨味がない。その反面動かないほうが利益になる。
ガンマロングのデルタヘッジは確かに相場が上下動をしたほうが一見利益になるが、ご存知の通りそのような膠着状態だとオプションの減価が激しすぎて利益をとるのが難しい。
デルタヘッジしつつガンマもニュートラルにするとデルタの変化がなくなるというのは新たな視点だった。これだと単純にベガをトレードできることになる。
さらに検索を続けるとこんな記事が目に留まる。
このVガンマトレードとはレビューから推測するに、オプション単騎買いを繰り返すものだと思われるが、確かにガンマトレードと言えなくもない。
一番の問題はガンマトレードだから儲かるというわけではない点である。
それなりに名の知れた企業でさえも夢のような戦略などとガンマトレードを宣伝したりするのでよく分からない人が鵜呑みにするのも無理はないかもしれない。
ところでガンマトレードって結局ナンダ?