気になる記事を発見。
引用します。
VIXとS&P500種株価指数の実際のボラティリティー(期間2週間)の格差は過去においてボラティリティー低下と株価上昇の先触れとなった水準にある。
過去においては格差がこの水準になった3カ月後に、VIXは11ポイント低下し相場は平均で12%上昇した。相場は87%の確率で上昇したという。
一体なんのことを言っているのかというと、恐らくVIX指数とS&P500の実際のボラティリティ(2週間)の格差を言っているようですが、格差がこの水準と言っているその水準がどの水準か分からないのでなんとも判断しようのない話だった。
とは言え、なんでも調べないと気が済まないので軽く調べてみよう。
VIX指数自体はすぐに分かります。S&P500のボラティリティも一応とってはいいるものの2週間ものという中途半端なものは多分誰も取ってないんじゃかろうか。
このあたりでJPモルガンはなんだか都合のいい数字をつなぎ合わせたご都合主義の話をしているだけではないかと思い始める。
2/24日までの直近2週間のボラが0.0052なのでこれを19.1倍して年率換算すると約9.93%。
2/24日VIX指数の終値21.34.
その差は11.41。この差が殊更大きいものだろうか?
S&P500の2週間ボラをざっと見てみると直近2週間が特別低いわけでもない。例えば年末あたりに0.004台をつけたりしている。このときのVIX指数は24台であった。
もしかするとVIXも2週間にするのだろうか?VIX指数には9日タイプもあるが、2週間にするには残存期間2週間に調整しなければならないのではないか。
そもそもこの1年で相場はかなり上昇しているので何をいまさらという感もしなくはない。
いまいちよく分からないJPモルガンの記事だった。
ちなみに昨年3/26日の直近2週間のS&P500のボラ約6.8%で、年率換算をすると130%近くとVIX指数を遥かに凌駕していたのであった。。。