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パーセンテージリターンとオプション デルタヘッジ

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パーセンテージリターンというのは造語です。あくまで自分用の備忘録なので見かけた方はスルーしてください。

 

オプション取引は各限月でリセットされる。

株価が最終的にいくらになるかは関係ない。

デルタヘッジは局面局面での損益の累計。

 

オプション価格の算出にはボラティリティが使われているが、その残存期間は対象期間をルートする。

3日後より1か月後、1か月後より1年後のほうが変動幅は大きくなる。

しかし、結局オプションはせいぜい1か月程度のものであり、将来的に株価がどうなるかはどうでもいい話である。

また、満期で決済する場合は別であるが、ほとんどの場合はSQ前に決済する。

それが損切りであろうが利益確定であろうがそれを繰り返すことになるわけだが、その取引の積み重ねになる。

原資産が1%上昇して取引が決済され、新たなポジションを建てるとそこからどれだけ変動するのかあるいは変動しないのかということになり、要はそのときの原資産の価格から始まる。いわばゼロリセットされているのだ。

デルタヘッジをする場合を考えると、デルタがゼロなので原資産の価格の上下に左右されないという説明がよくなされるが、厳密にはガンマが打ち消されていなければ(厳密には打ち消されていても)原資産の価格変動が大きいとデルタの増減に大きく影響してしまうから原資産の価格に影響しないとは言えない。

つまり、デルタヘッジ利益をあげる、とはこういう価格差を利用していると言ってもいいはずだ。

デルタをフラットにしてポジションを建て、それからデルタがずれたらデルタを調整して利益があがるのではなく、局面局面でみればそのデルタがずれたときに損益が発生しており、その積み重ねと言える。

ポジションを満期まで保有し、SQ決済するのであればその時の原資産の価格などに影響されるためデルタヘッジは最終的には単なるヘッジの意味合いになっているだろう。

いずれにしてもデルタヘッジの場合はそのデルタヘッジ調整をするときがゼロリセットの起点となる。

 

デルタヘッジをオプションのみでやる場合を考えるとさらに分かりやすいが、コールを買ってプットを買ってデルタヘッジを行ってもなかなか儲かりそうにないというのが感覚的に分かる。

セータの減価が倍になるということもあるが、いずれにしろデルタ調整するときに片側のオプションの減価分以上にもう一方のオプション価格が増加していなければ利益とならないからである。その為には原資産がより大きく動くか、あるいはIVがうまいこと増減してくれる必要がある。

そう考えていくと、ポジションを建てた後にデルタを調整する意味が問題となる。

利益をあげようとするデルタヘッジなのか、それとも現在の資産価値を守ろうとするための一般的なデルタヘッジが目的なのか。

例えば当該ポジションに含み益が生じているがデルタプラスが増大している場合にデルタを調整する場合なんのためにデルタを調整するのか?

 

一般的にデルタヘッジで利益をあげる例としてよくあげられているコール買いの先物売りのデルタヘッジでは、相場が上昇しデルタが増えれば先物売りを追加してデルタをゼロにする。

そして、この場合の利益の源泉はそこから相場が下落することであるから、結局このデルタヘッジはトレンドを描いて相場が上昇していくことを想定しているのではなく、上がったら下がる相場を想定している、というよりはそうでなければ利益を出すのが難しい。勿論IVが大きく上昇すれば利益になることもあるが。

要するにデルタヘッジをわざわざやる目的はなんなのか、単純にデルタをヘッジすればそれでいいわけではないということになる。

 

ここでパーセンテージリターンからみると、デルタヘッジをする局面を起点とすると、そこから原資産がどう動くのかという話になり、常にデルタヘッジをしていくのであればその局面局面で損益が発生しそれが利益の源泉になるという視点が必要になる。

仮にデルタをヘッジしようとして既存の玉を決済してそこで損失が発生しているのであればそれが蓄積されていくことになるので既存の玉に含み益がなければ、そこから利益をあげなければならない。

デルタがプラスに増大し、そのまま放置していれば原資産価格が下落すればそこから損失が発生するではないか、と思うだろうが、既に利益が蓄積されていたり、既存の玉に含み益があったりする場合はそこから下落したとしても必ずしも損失にならない場合もある。

逆にデルタをヘッジしようと新規にオプション買いを行っても損益自体にはほとんどヘッジにならない場合もある。

そもそも論として、確定損益などを含めてトータルで利益になっている場合にデルタヘッジするのは恐らくその利益をできるだけ減らしたくない場合が多いだろう。

果たしてそのようなデルタヘッジが有効なのかは、デルタヘッジを起点としたパーセンテージリターンの考え方から判断できる。

ヘッジした場合にずれが優位になるかどうか、しない場合との比較は勿論、大きく動いた場合などを考慮していくと、ヘッジがヘッジにならない場合もありうるのでわざわざデルタを調整する必要のない場合もあることが分かってくる。

少なくともデルタヘッジの局面局面で損失が積み重なっているような場合は最終的には利益をあげるのは難しいだろう。しかし、トータルリターンでの損失軽減には役立つ場合もある。そうなってくるとデルタヘッジの目的は利益をあげるためではなくなるように見えるが、ゼロリセットした時点を起点として次のゼロリセットまでの局面を切り取ると利益をあげる目的の場合もありうる。