手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

2022 SQごと 

SQ戦略も3年目に入ったが、この戦略の総括をする時期にきたようだ。

トータルで損失になっているのは自分のスキルが足りないせいなのか、それとも戦略自体がそもそもそういうものなのか?スキルがあれば利益があがるのか、スキルが上がっても利益が見込めないのか?

2022年はSQ戦略的にはどうだったのか?SQごとの日経平均のリターンを改めて振り返ってみると、大きくマイナスにぶれていた。従って、コール買いの戦略では利益はでない。もっとも、それを踏まえた戦略なので仮に年間を通して相場が下落するときでも損失が大きくならないのがこの戦略である。

2月限 -1.9
3月限 -7.2
4月限 6.8
5月限 -4.5
6月限 6.8
7月限 -4.8
8月限 4.9
9月限 -1.6
10月限 -7
11月限 1.3
12月限 -2.4
23年1月限 -5.2
  -14.8

 

実際の損益と手抜きバージョンでの想定損益をみてみると意外な結果となった。

 

2月 -70500(-6(-1.9% -544

3月 -58500(-15(-7.2% -2005

4月 +236000(+30(+6.8% 1725

5月 -16500(-10※(-4.5% -1240

6月 -62000(+70(+6.8% 1818

7月 -310000※2セット(-10(-4.8% -1300

8月 +141000 (+15 -7(+4.9% 1302

9月 +19500 (-3(-1.6% -481

10月 +68000 (-5(-7% -1977

11月 -37000 (-15(+1.3% +355

12月 -64500 (-8(-2.4% -649

2023

1月(1月限) -7000(+5(-5.2% -1451

1セットあたりのリターンでみると-6500円、手抜きバージョンで約30万弱。※48

もっと損失が出ていると思ったが、やはりきちんと検証することは必要なようだ。とは言え、手抜きバージョンではプラスになっているのでそういう意味ではしくじっているわけだが。

手法をバージョンアップした8月以降では、+120000、手抜きだと-30万程度。-11

8月の+4.9%の月は本来手抜きだと+20程度はリターンがあっていいがなぜマイナスになっているのか。

IVが全般的に高くコールのコストが高くなっているからだろうか。確かに7月SQ日のIV約21.5%、8月SQ前日のIV17.4%程度。相場は約1300円ほど上昇しているがIVが4%も剥げているのでコール買いのデルタヘッジでは損失となる。

ATMから3%ほど高いコールを当日買うと350円前後と想定され、SQ前日だとインして約500円程度の価格はついているが、それでもプラス150程度。プットSとミニSが相殺されてトータルでプラス15万程度。ということで修正

いずれにしろ本来のSQ戦略ではプラスになる。相場が下落したとは言え、暴落級の相場下落ではないせいかもしれない。また、下落する際にデルタヘッジを行うが、昨年の相場はデルタヘッジ狩りがあまりなかったせいもあるかもしれない。デルタヘッジ狩りが頻繁に行われてしまうと相場が結果的に下がらなくても損失となる可能性が高くなる。そういう意味で手抜き戦略はかなり神経を使うため手抜き戦略は現実的手法とは言えないが、資金に余裕があれば別である。