手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

百発百中の聖杯

そもそも百発百中で勝てるような手法があるわけがない。

仮にあったとしてそれは自分には分からない。

価格当てゲームを放棄し、オプション、そして日経平均というものの特性から少しでも優位な取引をしようとするものだから、トータルで利益になればいい。

商品先物には商品先物の特性がある。その商品の中でも個々の商品において特性がある。

銅の定期売り、などはまさにそれを利用したものだろう。

別に価格をピンポイントで当てなくても相場で利益を上げることができる典型例だろう。しかし、ほとんどの人は見向きもしない。

デルタヘッジで相場が上下どちらに動いても利益をあげる、などと言ってもそれは詰まる所ある一定の相場観が当たった場合に利益になるのであって、外れれば損失となる点は価格当てゲームと変わる事はない。

IVが高くなったから売る、などという行為も本質は同じである。要するにIVが今後低くなるから売っているのであって、それが外れれば損失となる。

オプションの場合は単にその利益となる場合と損失となる場合の幅が価格をピンポイントで当てるゲームとは違い若干幅があるだけである。

従って、結局オプションを買うより売っていた方が儲かる確率が高く、売りのほうが儲かるという印象を持つだけに過ぎない。

オプションというものは株やFXとは本質的に違う商品である。まったく別の概念で作られたものだから本来は同じ感覚でやるべきものではないだろう。

勿論価格当てゲームで勝つことができればなんだって儲かるだろうが、そんな人はわざわざオプションを主戦場にする必要もない。