昔、BNFさんが儲けそこなうのも損するのと同じくらいつらいと言っていたことをふと思い出した。
これは常勝の人だからこそ言って説得力のある言葉だろう。
さて、投資の聖杯もどきのコール売り戦略はどうなったのだろうか。
直近の戦況が分からないのでなんとも言えないが、ヘッジをするようになっているので恐らく大けがは負ってないものと思われる。
概ね3000円程度離れた10円~20円程度のものを3日~4日で決済しているようなので、仮に8/31日に10月限の31000円のコールを10円程度で売っていたとすると、9/3には80円程度になっているので損切りするのか?
前提としてIVが変わらないとして、デルタヘッジをする場合は28900円あたりでミニを1枚買うことになる。
さらに週明けに29600円あたりでミニを1枚追加買い。
現在オプション価格は200円前後、日経平均は29900円前後なので、概ね6万前後の含み損となっているはず。ヘッジしていなければ20万近い含み損になる。
ちなみに裸で売っている場合の証拠金は前日時点で90万前後は必要になっている。
問題はこれをいつ決済するのかである。
今週末相場が29500円程度まで下がっても利益にはならない。
逆にヘッジを追加し30500円程度まで上昇しても含み損のままである。
勿論ここから相場が下がる過程においてデルタヘッジを切っていく必要があり、多くは損切りとなる。
下がらずに上がっていきインする場合もあり得る。インしていた場合に利益となるのか損失となるのかはその過程においてどれくらいデルタヘッジを繰り返したかにもよる。
なかなか一筋縄ではいかない。