手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

7月限途中経過

7月限が始まって1週間。1週間で全決済をしたことはこのやり方を始めて記憶にない。

通常であればブルシンセのようなポジをとるところを、コールのIVが高かったせいでデビットにし、かつその外にショートを置いたことが手仕舞いの原因。

1週目、というよりSQ後3~4日で1500円程度上昇するのは想定外。上昇する事自体は想定していたものの早すぎた。

証拠金がまず急騰したので証拠金対策のために後追いでSの外にロングを置き、これでSした意味がなくなる。

かなり外にショートを置いたにも関わらず、このペースだとショートまでインしてしまいかねない。仮にこれから緩やかに上昇しても同様。

短期的に急上昇してもデビットの部分の利益をショートが食ってしまいあまり利益にならないため利食って買い直すということをすると、買い直しのコストが大きすぎてコスパも悪い。

一旦、ショート部分を損切りして更に上に建て直したものの、上昇はとまらず、損切りして様子をみようとしたら今度は下落。コールショートを持っていたら下落してもトントンペースで様子をみることができたが、そのままずるずる下がると利が乗っていたデビット部分の利がなくなっていき、確定損があるために損失が拡大する。

また下落対応プットデビットは、急落しても大きく利は乗らない。それがデビットの宿命であり、仮にこのあたりで停滞されると確定損及び両デビットのコストが2重にかかってきて損失が大きくなる。

ということで、最初のポジを維持しておけばよかったというのは結果論に過ぎない。

実際34000円近辺まで先物は上昇しているのでこのまま緩やかに上昇していってデビットの外のショートの含み損が拡大し、損切りできずにインしてしまいSQ週を迎えてしまうという事もあり得る話である。

デビットの外にショートを置いたことが失敗と言うよりは、1週目で4%も上昇しないだろうという、当たらない予想をしてしまった事だろう。

これまでもプットデビットの外にショートを置いてきたが、いつも念のためにミニSを建てていたのだから。

今回はショートに対するリスクヘッジではなく、IVが高く購入コストが高くなることに対するヘッジに目がいきすぎてしまい、ヘッジコストを惜しんだとも言えるかもしれない。

また、相場が大きく上昇している中で、今のポジションだと利が少ないと感じてしまったせいもあるかもしれない。

最初の損切り後の建て直しのポジションは1000円上に建てているのでインする可能性は極めて低い。勿論絶対ではないが、急上昇するとデビットの部分がインしてもまだ2000円分ほどの余裕がある。

いずれにしろもう少し様子をみる時間的余裕があったわけだが、このまま維持しても利益が少ない、などとある意味欲張ってポジを解消したとも言える。

しかし、そもそも今の戦略は上昇益を全てとりにいくものではない。その点を忘れていたようだ。