手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

含み益が風前の灯火に コロナショックでデルタヘッジは機能したのか

アメリカの経済対策は織り込み済みということなのか。

いつものご都合主義の結果論は我々素人と変わらないではないか。

さて、我が軍は含み益がどんどん減少。

追加のプットもコールも含み損。

含み益が残りわずかとなる。

さて、昨夜寝る前にコロナショック時に今のようにプットを売った場合、デルタヘッジのみで対応できるのか疑問に思いデルタヘッジのシミュレーションを行った。

勿論、エクセルで手入力である。オプションのデータはJPXから買った。

確かcboeだと無料だと思う。日本の投資環境はアメリカと比べて随分遅れている。

しかもこのデータが物凄く使い勝手が悪い。官僚的お役所仕事。日本市場が外人さんのおもちゃになるのも頷けると言うもの。

さて、結論としてはやはり完全にヘッジはできない。

SQ日に22000円のプットを売り、ミニ先も売ってデルタヘッジしたと想定。日中の日経平均の動きに合わせてヘッジをしていきSQに持ち込むと概ね17万ほどの損失になった。

かなり大雑把な計算だがこんなところだろう。

いずれにしても朝起きたら値がとんでいるおはぎゃーが何度もあるのでどうしても後追いヘッジになってしまうのが問題点である。

要するにデルタヘッジなどとかっこつけてはいるが、なかなか理論通りにはいかないわけである。

とは言え、大損ぶっこくといった状態はなんとか回避できそうではある。

もっとも、証拠金の増大については別途考慮しなければならない。

もしも資金的に余裕がなければ損切りするしかない。実はプット売りで怖いのはこの証拠金の増大に対応できないことが多いからである。

追証が用意できなければ法外なプレミアムで買い戻さなければならない。

まだインしていなくても、インまで余裕があろうがそんなことは知ったこっちゃない。

板がスカスカでこんな値段で普通は買わないというような値段でも、証券会社には関係のない話である。

コロナショックのように一方通行で下げた場合はあきらめるしかないが、大概大きく下げたら少しは戻すものである。

そして、暴落したときをなんとか乗り切れば十分利益がでることも多い。

しかし、それが分かっているにもかかわらず証拠金の兼ね合いで決済を余儀なくされる場合も多い。

その場合はアホボラと言われる考えられないような高いIVで、法外なプレミアムのついたオプションを買い戻す羽目になり、大損をぶっこくというわけである。

勿論これは経験談である。