※
5月に建てたポジを決済完了しトータルでマイナス131000円という結果となった。
とりあえず今のポジは来週まで持ち越すことにしたので5月の成績を確定した分だけまとめておこう。
このブログは一応日経平均先物オプションを対象にしているのでその実績だけを拾うと5万5千円になった。考えてみれば楽天証券に証拠金として預けていたのは30万ちょっとだったので、それから考えると決して悪くない数字である。そりゃ追証もかかるはずだ。
今のポジは約3万前後の含み損をいったりきたりしているので一気に損失に転じる可能性もある。
しかし一時含み損が10万ほどになっていたわけで、証拠金ベースで考えると一回の取引で１０万の損とかめちゃくちゃリスクをとっていることになるし、もっと増える可能性もある。これがオプション売りの怖さだろう。
しかも売っていたのはコールなわけで、巷ではプット売りの怖さはよく目にするがコール売りの怖さは目にしない。
先物オプションでカバードコールを安易にすすめるような人は信用しないほうがいい。
とは言え、売りを絡めるとどうしても潜在的なリスクは出てくるわけで、もしリスクをとりたくなければ売りはやらないほうがマシである。かと言って買いだけで利益が出るなら誰も苦労はしない。
もっとも、オプションで大成している人は結構な割合で買いが多かったり、買いしかやらない人もいるらしい。
実感として確かに売りばっかりやっていると必ず破綻する。いわゆるコツコツドカンである。
買いを主体とし、売りを絡めていくというスタンスがもっとも効率がいいのかもしれない。
売りのほうが勝率はいいのは明白だが、いかんせん損した時のリスクが大きすぎる。なんといっても売って得る金額の何倍も損する事があるのに、利益が出る場合は何分のイチかなわけで、期待値とかを計算していたら割に合わないんじゃないかと思う（計算しないし、できないが）。
さて、4,50万の運用資金で毎月5万程度コンスタントに儲けることは恐らくできない。年利120％になってしまう。そんなうまくいくわけない。
実際今のポジでも下手したら損切りしていてマイナスになっていたかもしれないわけだし、来週そうならないとも限らない。
なんのためにオプションをやっているかと言えばそれは儲けるために他ならないが、今までずっと基本はオプションしかやってこなかったのはやはり面白いからなのだろう。
多分競馬が好きとかパチンコが好きとか言うギャンブラーの人たちと変わらない。
たまに大きく儲けることができるし、儲けられなくても一発大儲けの夢が見れるのがオプションだ。
ギャンブラーは大きく賭けるみたいなイメージがあるかもしれないが、ギャンブルを生業としている場合は普段は絶対地味に賭けているはずだ。そしてここが勝負と考えたら一気に勝負をするのだろう（実際知らんけど）。
そういう意味では今回のコロナショックではあまり勝負をしなかったのは良かったのか悪かったのか？
いや、コロナショックはまだ終わっていないのでは？そう思っているうちにあれよあれよと株は上がるのであった。。。
あ、そういえば手数料が1万ほどかかっている。利益の20％を寺銭でとられていると考えると競馬並みである。
いや、結局のところ一回一回の取引額が少なく、利益も少ないので相対的に手数料の割合が多くなるのであって、手数料が必ずしも高いわけではない。
楽天証券の場合は一回の約定で0.198％税込みでとられるが、最低198円税込みはかかるので、約定金額10万円以下は1000円であろうが5万円であろうが198円である。従って私のように小刻みに取引していると手数料が重くのしかかってきてしまう。
しかし、他の証券会社もだいたい似たり寄ったりだし、手数料の低いところは証拠金の計算がおかしくて拘束証拠金が多くなりすぎて結果資金効率が悪くなるという、世の中うまくいかないものである。
ということで楽天証券をいまだに使い続けている。現物株はどこの証券会社もツールなどに力を入れているがオプションはそもそも扱っていないところもあるくらいやはりマイナーなのだろう。
楽天証券も多分マーケットスピード導入当初と先物オプションは基本変わっていないのではないか。変わっていないから慣れているだけであって、決して使い勝手のいいツールではない。もっと改善の余地はあるだろうが、オプショントレーダーはいずれにしろ自作のツールや、その業界では有名なスマイルキャッチャーなどを使っているだろうからあまり証券会社のツール自体には期待していないのだろう。
オプションをやり始めたころは勿論ツールなどなく、IVなにそれおいしいの状態で取引していたことを思い出す。売りができなくて買いばっかりやってかなり大人の人たちに貢いでいたものであるが、そりゃ儲からないはずだ。
そこらへんによくあるオプションの入門書の類を読んでも勝てるものではない。オプションほど教科書通りにならないものはない。
とは言え、自作のツールがあったとしても楽天RSSや岡三RSSはいずれにしろ必須だろう。楽天の場合実質無料で使えるのでそういった意味でも楽天証券を使うのはそれなりに意味がある。もし楽天RSSがなくなってしまうとしたら死活問題である（岡三RSSを使えばいいだけだが、金かかる）。
