手抜き投資改めご都合主義の期待売買

結果だけに一喜一憂するご都合主義の期待売買

含み益変わらず 恐怖指数上昇

連休明けの日経は反落後に上昇へ、先週末とほぼ変わらない水準に。

恐怖指数は上昇。約5%ほど上昇している計算になる。プットが上がっているわけではなくコールが上がっているようだ。

先週俺のようにコールを売っていた向きが今のうちにと買い戻しているのだろうか?

それともヘッジで買っているのだろうか。

プロテクティブコールを組むにはIVが高すぎると思うのだが。

我が軍の損益は一旦含み益が減少した後、元にもどる。デルタがプラスなのでセオリー通り。

とは言え、追加で売ったコールのIVが建てた当初より2ポイント以上も上昇。

買いのコールの上昇分を上回っている。もっとも1000円以上外側なので今のところ慌ててどうにかすることもないが、いずれにしろまた余計な事をした感が。。。当然コール売りの部分は含み損となり全体の損益を圧迫していることは言うまでもない。

 

相場上昇で恐怖指数上昇 

またもやの爆上げ。

コロナショック安値から一万円以上の上昇。なんと70%も上がっている。

そりゃイーロンマスクもリッチになるわけだ。

一体何が起こっているのだろう。

全世界的な金融緩和にコロナによる焼け太りで、誰が一番儲かったかというと結局のところは一部の富裕層だろう。

一般庶民が70%資産が増加したといっても1000万が1700万。

100億持っているお金持ちは70億も増えてどんどんその格差は広がるばかり。幻想としての資本主義。

 

努力したものが報われる社会。頑張ったら頑張った分だけの報酬が貰える社会。

誰でもやりたいことがやれてなりたいものになれる社会。

努力していないから貧乏人なのか。努力したからお金持ちなのか。

すべて自業自得なのか。

さて、我が軍はまさかの含み益となっている。コール売りが余計だったようだ。。。。

俺はどう頑張ってもイーロンマスクにはなれないだろう。。。

だとすると、どんな社会であっても大した違いはないということになる。

 

新規ポジ設定

SQ値が出たことでこの水準で新規ポジを建てる。

今回はコールのIVが高く、コール買いのコストが通常より多くなる。

また、連休を挟むので外側のコールも売る。

コール売りは頃合いを見て撤退する。相場が上がりまくれば逆に撤退できない可能性もあるが、その場合はトータル含み益となっているので残存日数によっては全決済もある。

プット売りに対してはミニでヘッジしている状態だが、もちろん暴落には不十分である。この場合は後追いデルタヘッジになる。

 

今日もタラレバ定食を食う

日経平均のSQ値が出たようだ。

27,774.95円。

ということで、損切りせずに持ち越していたら10万以上の利益となっていたことになる。やはり手抜き投資最強だったようである。

タラレバ定食も飽きてきた。

SQ値がでたのでこのあたりを基準にして新たなポジを組むことにしよう。

 

日経VI指数の限界

通常であればSQ週には日経平均VI先物の満期もくるが今月は来週となっている。

SQにともない日経平均VI指数の算出対象限月を入れ替えていて気付いたが、期近の2月限の満期まで30日を超えている。

こうなると期近と期先の按分で算出する日経平均VI指数だとどうなるのか?

そこでちょっと調べてみるとこの場合は按分せずに補外計算するという。

どういう意味かよく分からない。恐らく期近の残存日数を30日にして期先もそれにそろえるのではないかと推測。要するに35日だったら5日分期近も期先も減じてやる。するとある程度公式の数字に近づいた。

そもそも日経平均VI指数ではなく、あくまでIVの動きがみたいだけなのでこれでよしとしよう。

しかし、つくづく思うのだがこんな指数の先物なんか怖くて取引出来やしない。

基本的には算出対象のオプションの満期に合わせて限月交代させるが、残存日数を30日にするために期先も算出対象に入れている。

理屈としてはコンスタントマチュリティのようなロジックなのだろうが、だとすると別に残存日数30日にこだわる必要もなく日々一定割合を翌期に乗り換えていったほうが自然ではないだろうか。30日というのはもしかするとVIX指数と歩調を合わせたいがためなのだろうか。

アメリカの真似をするんだったらオプションも作ってほしいものである。

それとミニ日経平均VI指数先物も作ってほしい。

今日のタラレバ朝食 もしも30億稼いだら

アメリカの属国ジャパンは爆上げ中。

本日迄ポジションを引っ張っていれば損益はプラスになっていた。

やはり何もしないほうが一番いいようだ。

手抜き投資最強なのである。

さて、本日の投資の聖杯は2つ。投資本を買って読む人には大きく2つのタイプがある。

一つは利益の上がる手法を教えてもらいたい人。もう一つはその手法で本当に利益が上がっているのか確認したい人(粗探しをしたいとも言う)。

 

まずは

 日経平均先物スキャルピングで取引して30億稼いだという触れ込みでどうやら事実のよう。個別株ではこれくらいの額を稼ぐ人は聞きますが、先物ではあまり聞いたことがありませんのでまずはレビューをチェック。

レビューをチェックして分かるのはそもそもルールなどなく著者の勘のみで稼いだこと。要は天才です。天才の手法(この場合手法でもないですが)はマネできない。参考になるような部分、聖杯へのヒントになるようなものもなさそうなので買って読んでも意味がなさそうだ。

イチローは確かに凄いが、我々が毎日カレー食べてもイチローにはなれない。

次はこれ

 奇しくも同じ30億稼いだという触れ込み。俄然興味が湧くと言うもの。

こちらは王道の個別株です。やはり投資に向いているのは個別株でしょうか。

そもそも株というのは上がるために存在しているもの。

上がらなくても配当があったり、株式分割などがある。

そういうものがないような株はそもそも存在意義がなく、そのうち市場から退場していくだろう。

この本の著者はそういう点を看破しているようだ。

レビューを見ると今では通用しない手法であるという意見が多いが、株価が低迷しているが資産価値のある会社を買うという点においては今でも通用するのではないかと思う。もっとも高度成長期からバブルに向けてのイケイケドンドンの時代とは違うため、確かにそのまま踏襲してもリターンは少なそうである。

また、投資を回収するまでに少々時間もかかるだろう。

そういう意味においてこの手法を真似して実践する人はほとんどいないと断言できる。なぜなら投資の成果が出るまでに時間がかかるものは誰もやりたがらないからである。

株などで利益を出そうとする人間はすぐに結果を求めたがるものである。

利益が出るまでに数か月だって待てやしない。数年もかかるとか狂気の沙汰であろう。

毎日PCながめてピコピコやって、儲かった損したの繰り返しの方がよっぽど安心する。

いずれにしろ、この手法はソロス派ではなく言わばバフェット派と言っていいだろう。

巷で言われている投資の聖杯というのは実はバフェット流の投資で使われる手法ではなくソロス派で使われる手法の事を言っているのではないだろうか。

もっと言えばテクニカル分析によって、移動平均とかRSIとかボリンジャーとか、そういったものがこういう状態になったら買うとか売るとか、そうすれば必ず儲かるよ、的なものを言っているのかもしれない。

だとするとこういった類のものはそもそも眼中にないだろう。

その昔タートルズが使っている手法などが公開されていたが、ああいった手法も結局のところ資金量やそれに対しての投資割合、どの銘柄を選ぶか、など総合的に判断する必要があっていいとこどり、都合のいい部分だけを切り取っても意味はない。

自分流にアレンジする必要が出てくるはずだ。

受験前の3か月、一日3時間の勉強で東大現役合格したとか、大学在学中に半年の勉強で司法試験に一発合格したとか、そういう人たちの勉強手法を真似すれば自分でもできると錯覚するのと同じで、仮に特別な勉強方法を行っていたとしても自分がそれを実行できるとは限らないし、また、実行できたとしても合格できるとは限らない。

と言うか、こんな事ができるのはもともと頭がいい人に決まっている。そのうえでそれなりの勉強もやる。

まず自分が本当に頭がいいのか自問自答する必要がある。そしてもし自分がそこそこ頭がいいなどと思っているとしたらとんだ見当違いなのだが、それに気づくのは多分40歳過ぎてからだろう。40過ぎて気づけばまだいいほうだ。

50過ぎ、60過ぎで中学生みたいなことを言っている大人ばかりである。

とは言え、そういった頭のいい人たちがやることで参考になる部分があるかもしれない。我々凡人にも一般化できる部分があるかもしれない。そういう一縷の望みを持って今日もまた聖杯探しの旅に出るのであった。